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称浄法寺銭、銅山手 中字です。この銭の特徴は天字の最終画の末尾の部分が2股に分かれ、保字の最終画の点のよこに鋳だまりがあります。刻印はただのくぼみ状態ですが、もう一つ、縁が丸くやすりがかけられています。

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今回の品物も前回と同じ称浄法寺銭でこちらは色を落とさない状態です。前回の銭にみられた特徴はまったく同じく存在しています。3枚目の写真は前回と今回の品の極印をスキャンしました。だいぶ違いますね。

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称浄法寺銭、いわゆる銭座ではなく、勝手に数人で密鋳したものとおもわれる。
これらの銭の登場についてはボナンザに書かれているが最初の投稿では小字はないことになっていた。2回目の掲載(本ブログに掲載)では少数存在したとされている。
本銭は骨董店のK岸さんが洗って、グラインダー用オイルに付け込んだものである。初めは金色に近くおかしな感じになっていたが30年を経て、このような色になっている。称浄法寺銭の特徴である、寶冠の通字しんにゅうの接点部の弱欠損、寶字右のくぼみ、郭下部のけずれあとなどの特徴を有する。側面の極印は模様のない単なるくぼみになっている。盛岡天保については、名称、呼称がいろいろ交錯しており、地元の方以外はわかりにくい状態となっている、例をあげれば、大字、銅山手、小字、銅山手大字、中字、銅山手小字、正座、隠し座、山内座、山内銭座、栗林銭座、称浄法寺銭、などが混然となって使用されている。そもその山内という名称がわかりにくい。
鉱山や銭座の中はどこも山内とよばれる場所でそのなごりの山内という地名は各地に存在している。浄法寺の場合はたまたま銭座のあった地名が柏木山内であったため、山内銭座という名称になった。昔は状態のわるい盛岡天保をみると、山内だな、、、などと言っていたが最近では主な鋳造地が山内(浄法寺山内銭座)となり、栗林で何を鋳造したのかが検討されている。多くのかたが、小字であろうと推測しているが、
盛岡銅山でできの悪い銭しかつくれなかったたため、採算が取れず中止人たちに鋳造できるのかなどの問題がある




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